2014年8月29日 (金)

山階コレクション展

我孫子市鳥の博物館で展示されている山階コレクション展を見に行きました。Img381_3

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前期は明後日まで。後期は9月から11月。
コレクション展には、カンムリツクシガモ♂♀、ミヤコショウビンをはじめ貴重な標本が展示されています。
常設の展示も含め、私自身が特に興味をもって見たのは、
・ミヤコショウビンは以前上野で公開された時、見る機会がありましたが、
今回は並べてではありませんが、ズアカショウビンの標本もあわせて展示されていたこと。
・絶滅したリュウキュウカラスバト、リョコウバト、カロライナインコ、エスキモーコシャクシギの標本を見ることが出来たこと。
・フクロウオウム(カカポ)の標本、キュウシュウフクロウの暗色型標本、ヒメクロウミツバメ、クロコシジロウミツバメの標本
・オガワコマドリなど大きな足跡を残した医師小川三紀氏が32歳の若さで亡くなったこと。
後期の展示はどういうものになるのか、ドードーの骨などの他何が出てくるのか。楽しみです。

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2014年3月30日 (日)

コサギの利き足

野鳥誌の4月号に、川上和人氏が面白いエッセイを書いています。
「時には鳥も左右非対称に行動することがある。ならば『利き』が発達する余地があるはずだ。
フラミンゴは右足立ちで夢を見るのか?
コサギは水底で左足を振るのか?
トンビはくるりと時計回りに輪を描くのか?」

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面白いテーマ。
早速近くを流れる神田川へ。
コサギは3羽いました。うち2羽の水底振りを観察しました。
神田川ではコサギまでの距離は6~7m。水もきれいです。
右足で底を探っているか左足か、肉眼でも分かります。

3羽のうち2羽が水ぞこを盛んに探ってくれましたが、2羽とも右利きでも左利きでもなさそうでした。
つまり、2羽とも右左交互にやっていました。

左右対称で利き足は認められず、
それがこの日の結論でした。

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2013年3月13日 (水)

庭の中国春蘭

小さな庭のツバキの木の下に中国春蘭が今花を咲かせています。

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中国シュンランの大富貴
今年は3つ花をつけました。

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中国シュンランの宋梅
端正なすっきりした花容をしています。
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いずれも有名な品種です。もう10年以上前になりますが、関西に単身赴任することになった時、それまで蘭鉢に植えてあったこれらの中国シュンランを地植えにしました。
幸い丈夫に育っています。

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2013年2月 3日 (日)

ハナサシミツドリの盗蜜とそのおこぼれにあづかるハチドリの観察

コスタリカで面白い観察をしました。

場所はSan Gerardo de Dotaという標高2000mほどの山間。その渓谷沿いの道でのこと。
時間は午後2時ごろ。

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盗蜜するウスズミハナサシミツドリの♀

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ウスズミハナサシミツドリの♀がカンナの花壇でカンナの花からの盗蜜を繰り返していました。
盗蜜について説明しておきます。
たとえばチョウと花の関係、メジロやハチドリなどと花の関係は相互にメリットがあります。花は蜜を与えることでチョウや鳥に受粉の手伝いをしてもらいます。Win-winの関係です。
ところが花を花弁の根本付近で横から食い破り蜜を飲む鳥がいます。花は蜜を与えるだけ。なんのメリットもありません。日本でも桜の花を食べるウソ、やスズメ。ハイビスカスの蜜を横取りするメジロなどが盗蜜の事例として挙げられています。
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ウスズミハナサシミツドリの嘴
コスタリカのウスズミハナサシミツドリは盗蜜専門の鳥で、嘴の形が盗蜜を目的に進化してきたようです。

そこまでであれば、なるほど・・・とその様子を観察しただけなのですが、さらにその続編を見ることが出来ました。

それは、このハナサシミツドリが花の根本付近を齧って噴き出してきた蜜を吸ったそのすぐ後を、クロスジオジロハチドリがやって来て、傷口から更に噴き出してくる蜜を吸っていたこと。
この小さなハチドリにしてみれば、正面からは飲み難そうなカンナの花の蜜を、余りホバリングなどせず労せずして蜜を手に入れることが出来るわけです。Dsc_0456

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おこぼれ?を拾うクロスジオジロハチドリ

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どの世界にも賢い奴がいるものですね。

ただこのことは残念ながら観察中は、なんだか変だなぁ、ぐらいにしか思いませんでしたので、もっと細かい観察は出来ていません。
このハチドリははたしてカンナの花の蜜を正面から飲むことはあるのか?ほかに大きめのハチドリが同じ花壇にいましたが、それらはどうしているのか?などなど。
このハチドリ、あきらかに花に嘴を突っ込むことをしませんでしたので、はじめは虫でも捕っているのかも知れないと思い、あとでですがガイド氏にハチドリも虫を捕るか?と聞いてみました。答えは当然ですが、それはない・・・と。

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2012年5月 1日 (火)

庭のヤマシャクヤク

例年より少し早くヤマシャクヤクが3輪咲きました。

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1輪目は28日に咲いて、3日間純白の花を咲かせて5月1日朝散っていました。

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残りの2輪は29日に咲きましたから、あすの朝には散っているはずです。

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2012年2月25日 (土)

渡辺始興「鳥類真写図巻」

日本橋にある三井記念美術館に渡辺始興の「鳥類真写図巻」が展示されています。

私のいました会社の大先輩からそのことを教えていただきました。いいことを教えて戴いた、これは行かねばと、午前中行ってきました。

渡辺始興は1700年代初めのころの画家。17mに及ぶこの巻物に60種以上の鳥の絵(一つコウモリも見つけましたが)が描かれています。

展示は巻物前半の10mほどですので、後半約7m分は巻かれたままで見ることが出来ません。すこし残念です。スペース的に無理だとは思いますが。

円山応挙はこの巻物を模写したところから始めたようです。

入館料は1000円。http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

茶道具の展示会に併設して展示されています。この巻物だけを見に行くには少し高いと感じるかも知れませんが、私にとっては『とてもいいものを見た』という感じです。

興味を引くのは、なんといっても羽一枚一枚を丁寧に描いていること。

巻物は何枚もの絵をつなぎ合わせて作られています。たぶん渡辺始興本人が巻物にしたのではなく、後世門下生が巻物にしたに違いありません。

この巻物は人に見せるため創ったというのではないと思います。未完のものも多くあります。人に見せるためではなく、画家としての習作ということなのか。あるいは博物学的な探究心が描かせたのか。

そんなことを漠然と考えながら美術館をあとにしました。

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2011年9月10日 (土)

 通勤の車窓から

通勤で四ツ谷~御茶ノ水間を中央線か総武線で毎日通る方もきっと多いかと思います。

上り線で四ツ谷をでると左手に外濠がつづきます。外濠は飯田橋で神田川と合流します。飯田橋-水道橋の間は建物で神田川はほとんど見えません。電車が水道橋駅を出て、白山通りを越える鉄橋を過ぎると、再び木々の茂る神田川の谷あいが御茶ノ水駅までつづきます。

野生の鳥たちにとって、水面とその上にひろがる空間は、安心できる、都会では貴重なスペース。人も車も近寄ってきません。この外濠と御茶の水の谷あいでは、多くの鳥たちを、電車の窓からでも観察することができます。

通算すれば17年間、この風景を通勤途上に満員電車の車窓から眺めてきたことになります。四季折々に美しい眺めです。外濠沿いのサクラ、レンギョウ、神田川の斜面にはケヤキ、コブシ、モクレン、ウメ、アンズ、ハナダイコン、セイヨウカラシナ。

会社生活とも別れを告げましたので、もうこうした光景をギュウギュウ詰めの電車から見ることはなさそうです。

この四谷~お茶の水の区間に限り、かつ通勤電車の車窓からの記録に限定して、17年間で確認できた鳥を列挙しますと何と25種になりました。

 

カイツブリ カワウ ダイサギ コサギ アオサギ カルガモ コガモ オナガガモ  ヒドリガモ ハシビロガモ キンクロハジロ トビ ノスリ コアジサシ キジバト  カワセミ  キセキレイ ハクセキレイ ヒヨドリ ツグミ シジュウカラ カワラヒワ スズメ  ハシブトガラス ドバト

 

意外と都会のまんなかにも野鳥がいるものですね。それも満員の車窓からの記録ですから。

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2011年8月16日 (火)

埋立地レポート・・・カモメ類の季節変動・・・・①ウミネコ

東京湾の埋立地に来るウミネコは今がピークです。ウミネコが埋立地に姿を見せ始めるのは6月に入ってから、8~10月にその数はピークを迎えます。1000羽以上、多い時は2000羽を越えます。

Photo_2左のグラフは5年前からのウミネコの月次最大羽数をグラフにしたものです。

もっと以前の数値でも同じパターンです。


そして11月に入ると急に姿を見かけなくなり、翌年の6月にふたたびやって来るまで、ほとんど記録されません。

恐らく東北や日本海側での繁殖を終えたウミネコが、6月に入って東京湾奥部へやって来て11月までここに滞在し、その後は別のところで越冬期を過ごすのだろうと思います。

何故ここで冬を過ごさないのか、不思議だと思います。食料問題ではないと思います。

ウミネコが姿を消す11月、ちょうどそれに入れ替わるように、ユリカモメとセグロカモメがド-ッと入って来ます。ともに年明けがピークですが、この埋立地だけでも、ユリは4000羽ちかくに、セグロカモメも1000羽を越えます。

Photo_4ユリカモメは、厳冬期3000~4000羽までになります。


ウミネコは、ユリカモメとセグロカモメの圧倒的な数に、すごすごと別のところへ移っていく。なにかそんな気がします。

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メジロの盗蜜

7月に小笠原へ行きましたが、その折メジロがハイビスカスから盗蜜するのを観察しました。写真は撮れませんでしたので、帰宅後その様子を絵にしてみました。下手な絵で恐縮です。

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ハイビスカスの花弁は大きく、メジロが正面からその蜜を吸おうとしても足がかりがありません。そこでメジロは花弁の基部近くに嘴で孔をあけて蜜を吸っていたのです。

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2011年1月12日 (水)

ツグミ

少なくとも東京周辺では、この冬、ツグミがとりわけ多いように思います。

1月4日の京王多摩川でも大きな群に遭遇しました。カウント数は120羽。この時期、例年ですと10羽かせいぜい20羽。

カウント調査を続けて来ています埋立地でも昨年末から40~70羽を記録しています。

この埋立地では、通常12月の初めごろ姿を見せ始めますが、年内は10羽前後、そのまま年を超えて2月ごろから増えはじめて30ぐらいになり、3月下旬から4月上旬にかけて一気に増加して40~70羽ぐらいになります。

この冬のこうした現象は、恐らく日本海側や北海道・東北でつづく荒天の影響だろうとは思います。関東ではコミミズクやトラフズクの飛来も多いようです。

この先どう変化していくのか、他の地域はどうなのか。興味が湧きます。

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