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ミユビシギの群  2013年9月

ミユビシギの群  2013年9月

ウランバートルの東150kmほどのステップ。そこにある塩湖に40羽ほどのミユビシギの群がいました。ほとんどすべて幼鳥。
成鳥は、前日同じ場所で1羽確認しただけです。


イヌワシ

イヌワシ

イヌワシの、たぶん今年産まれの若い個体。
塩湖の上空に飛来しました。カモたちは大騒ぎ。
写真の下の方にいる6羽のカモはオナガガモです。


ヨーロッパチュウヒ

ヨーロッパチュウヒ

ヨーロッパチュウヒ♀と言い切るには、頭部が白でクリーム色ではありません。
ですがそのことを除けば全くのヨーロッパチュウヒだと思います。
この写真はモンゴル北東部でのものですが、南ゴビでも全く同じ配色のヨロチュウヒがいました。
ヨーロッパチュウヒは、羽衣の色に個体差があまりないように思います。一方チュウヒは個体ごとに変化があります。
モンゴルで見た2羽ともが同じ羽色であったこともヨロであることを支持しているように思います。
調べてみるとヨーロッパチュウヒは分布域を拡げているようで、モンゴルの北、バイカル湖周辺でも繁殖している由です。


マナヅル

マナヅル

マナヅルは地球上に3000羽いるとされ、そのうちの2000羽が九州出水で越冬します。
彼らの繁殖地で、最西端がモンゴルの北東部。
そこで我々は計14羽のマナヅルを見ることが出来ました。
ただ気になったことがあります。その14羽がすべて成鳥で幼鳥を一羽も見なかったこと。
ファミリーの絆が強いマナヅルです。
少なくとも我々が足を踏み入れた彼らの繁殖地では、子育ては上手くいかなかったようです。


ムナグロ、サルハマシギ、キョウジョシギ、コオバシギ、メダイチドリ、ウズラシギ

ムナグロ、サルハマシギ、キョウジョシギ、コオバシギ、メダイチドリ、ウズラシギ

ウランバートル市内にあるビオトープ式汚水処理施設の沼には多くの鳥が集まっていました。
写真には表記のシギチドリが写っています。分かります?


ツルシギ

ツルシギ

UBの汚水処理沼には、アジサシ(アカアシアジサシタイプで繁殖している様子)、クロハラアジサシ、モンゴルカモメやアカツクシガモをはじめとする多くのカモ類が集まっていました。
このツルシギもそこにいました。ほとんどが幼鳥、25羽ほどでした。


セーカーハヤブサ若

セーカーハヤブサ若

モンゴルの国鳥がこのセーカーハヤブサ。
昨年の日本鳥学会が発表したリストでは和名をワキスジハヤブサ。ちょっとまだ馴染んでいないのでセーカーのままで・・・


クロジョウビタキ♂

クロジョウビタキ♂

南ゴビにはかなり多くいます


ヤツガシラ

ヤツガシラ


シロハライワヒバリ 201309

シロハライワヒバリ 201309

南ゴビでもヨリーンアム周辺でしか見られないらしい、局地的な希少種です


ソウゲンワシ  201309

ソウゲンワシ  201309


カベバシリ  201309

カベバシリ  201309

4年前の5月、雪が残るヨイリーンアム渓谷で、遥か遠くを飛ぶカベバシリを見ました。その後グルジアの小コーカサスで、スコープでも点にしか見えない遠さでこの鳥を見ました。
今回、やっと間近で見ることが出来ました。
翼の上面の紅色はつばさを開くとき、ハッとさせられる美しさです。また翼の形、白い斑はヤツガシラを思わせます。


カベバシリ  201309

カベバシリ  201309

切り立った渓谷の行き止まりに小さな滝がありました。その滝周辺にはなぜか昆虫類が沢山いました。その虫たちを求めてと、水浴び・水飲みのため小鳥たちが多く集まっていました。
カベバシリはそこで蛾やガガンボを捕らえていました。
水浴びに来ていたのは、チフチャフ、ヤナギムシクイ、ムジセッカ、ウスヤマヒバリ、ノドアカツグミ、キガシラセキレイ、オジロビタキなどなど


カベバシリ  201309

カベバシリ  201309

下面では紅色面積はわずかです。上からですともっと広く紅色ですが、写真には出来ませんでした。


サバクフサエリショウノガン  201309

サバクフサエリショウノガン  201309

数少ない鳥である上に、
丁度同じくらいの丈があるゴビの草原でひっそりしている限り、
決して見つかりそうもない鳥です。ですから、これを見た時は感激でした。


サバクフサエリショウノガン 201309

サバクフサエリショウノガン 201309

いま南ゴビは秋。草紅葉とでもいうか、どこまでも黄土色。
フサエリショウノガンの色はそれに溶け込みます。


オオモズ 201309 南ゴビ

オオモズ 201309 南ゴビ

オオカラモズの可能性もあります。


ノウメンスズメ  201309

ノウメンスズメ  201309

数少ない局地的な鳥で、ここホンゴルでしか南ゴビでは見ることが出来ないようです。


ノウメンスズメ♂  201309

ノウメンスズメ♂  201309


コキンメフクロウ  201309

コキンメフクロウ  201309


サバクムシクイ  201309

サバクムシクイ  201309

この鳥の分布域の最東端がこの南ゴビ辺りになります。最西端はカスピ海の北部。また別の亜種がアフリカ北部にいるようです。
数が少なく、小さいうえに、単独行動。とにかくすばしっこい鳥です。
やっとの思いでこの写真をゲットしました。


ヒゲワシ 成鳥と若  201309

ヒゲワシ 成鳥と若  201309

右にある黒い塊はワタリガラス。モビング中です。


オリイモズ(モウコアカモズ) ♀

オリイモズ(モウコアカモズ) ♀

翼の白い斑は見えませんので、イサベリンではなくブラウンシュライクの可能性は否定できませんが、頭部から背にかけての灰色味から、イサベリンの♀成鳥だと思われます


セーカーハヤブサ 成鳥  201309

セーカーハヤブサ 成鳥  201309

このセーカーハヤブサ、モウコナキマシコの群にモビングされていました。
なんとなくハヤブサほどの獰猛さは感じられない鳥です。


ムナフビタキ 幼鳥  201309

ムナフビタキ 幼鳥  201309


ムジセッカ  201309

ムジセッカ  201309

叢があれば大抵のところにいました。チャチャとミソとウグイスの中間ぐらいの感じでよく鳴いていました


チゴモズ?アカモズ? 幼鳥   201309

チゴモズ?アカモズ? 幼鳥   201309

南ゴビで
かなり小さくチゴモズの可能性が高いように感じましたが、分布域からしてアカモズの可能性は否定できません。
難問です。


ヒゲワシ成鳥  201309

ヒゲワシ成鳥  201309


ヒマラヤハゲワシ  201309

ヒマラヤハゲワシ  201309


ウスヤマヒバリ  201309

ウスヤマヒバリ  201309


ハシナガサバクガラス  201309

ハシナガサバクガラス  201309

この鳥は、写真にある灌木の叢が点在するゴビ草原にのみ棲息するようです。
4年前、南ゴビに来た時は、ダランザドガドから2泊して行った相当の奥地で、やっとこの鳥を1羽見ることが出来ました。同種のこの灌木の草原でした。
今回は、ダランザドガド近郊で、しかも6羽。
カラスの仲間ですから、やはり賢くて、なかなか近寄らせてはくれませんでした。


ハシナガサバクガラス  201309

ハシナガサバクガラス  201309


ハシナガサバクガラス 201309

ハシナガサバクガラス 201309


クマゲラ♂  20090529

クマゲラ♂  20090529

ウランバートル郊外
マンズシルの針葉樹の森で出会いました


チゴハヤブサ

チゴハヤブサ

カラスの古巣を利用して、針葉樹の高木に営巣していました


コサメビタキ

コサメビタキ

テレルジの河畔林で


シロビタイジョウビタキ

シロビタイジョウビタキ

テレルジの河畔林で
盛んに囀りました
地鳴きは『フィフィフィ』ないしは『ピピピピ』
甲高いジョウビタキの『ヒヒヒ』とは全く違いました


ムナフヒタキ

ムナフヒタキ

テレルジの河畔林にいました
この森では、ほかにコルリなども見ました。


コアカゲラ

コアカゲラ

テレルジの河畔林で。
コアカゲラの声を初めて聞きましたが
キィーキィーキキキキ
とタカのような声でした


アカモズ

アカモズ

日本に来るアカモズはLanius cristatus superciliosusですが
モンゴルのアカモズはL.c.cristatus。
基亜種です。
日本のアカモズの上面は、赤味が強く、まさしくアカモズ。
モンゴルのは茶褐色でややくすんでいます。まさにBrown Shrike。


シラガホオジロ

シラガホオジロ


アカゲラ

アカゲラ

テレルジのニレの河畔林にアカゲラがいました
翼の白斑が大きいこと、嘴も太いこと、又この写真では分かりませんが、三列の先端が白くないことなどから亜種ハシブトアカゲラ(Dendrocopos major brevirostris)のようです


アカゲラ

アカゲラ

この写真ですと
ハシブトアカゲラであることが分かりやすいと思います
同じ個体です


ハクセキレイ

ハクセキレイ

過眼線がなく、背が灰色ですので
亜種シベリアハクセキレイ Motacilla alba baicalensis
モンゴルで見たハクセキレイは全てこのタイプでした


アカツクシガモ

アカツクシガモ


ホスタイのゲルキャンプ

ホスタイのゲルキャンプ

雪が降りました
翌朝山々は真っ白でした
この前日は27℃まで上がっていましたが、一気に零下となりました


セーカーハヤブサのヒナ

セーカーハヤブサのヒナ

ホスタイではセーカーハヤブサがニレの木に巣を作っていました
恐らくカラスか何かの古巣を利用したのかとは思います
高さは2m足らずでした


オオノスリのヒナ

オオノスリのヒナ

南ゴビでは切り立った崖の岩棚に巣をつくるオオノスリも
崖のすくないウランバートル近郊のホスタイでは、木に巣を架けます
なんと高さは2m弱
テン、ヤマネコなどの外敵からは無防備なように思えます
同じように、ホスタイで見たクロハゲワシの巣は人間でも直登できそうな斜面の岩陰にありました。これも無防備すぎます。


コキンメフクロウ

コキンメフクロウ

これはウランバートル近郊のホスタイで
ゲルキャンプ内の街灯に来ました
この鳥は人の周辺に住むのかもしれません
人が捨てるゴミに集まるネズミねらい?
キツネなどが人を恐れて来ないので安全だから?
街灯にくるガや甲虫ねらい?


ホオジロ

ホオジロ

日本のホオジロと同じMeadowBunting/Emberiza cioidesですが
見ての通り、
頬が黒くなく茶色であること
背の黒い縦斑が薄く茶褐色であること
胸に茶の逆三角型のパッチが目立つこと
などなど、かなり違いがあります
鳴き声も、日本のより繊細な感じで、短く終わり長くは引っ張りません
また囀りのなかにチリリリリを入れます
地鳴きは同じです
帰って調べましたところ、やはり亜種が異なります
モンゴルのが基亜種でE.c.cioides
日本のホオジロはE.c.ciopsis


アカシカ

アカシカ


クロハゲワシ

クロハゲワシ

一時減っていたクロハゲワシも数を回復しつつあるように聞きました
羽ばたきをすることなく、風をとらえ空を滑ります


イヌワシ若

イヌワシ若

因みに日本のイヌワシはA.c.japonica。森林に適応した唯一の亜種で、世界最小の亜種です。


サメビタキ

サメビタキ

渡りの途中の個体です


アカマシコ

アカマシコ

たぶん♀の若い個体かと思います。
縦斑が目立ちます。


イワスズメ

イワスズメ

学名はPetronia petronia
声もスズメに似てましたが、Passer属ではありません
調べて見ましたら
アフリカから中央アジアにかけて棲息するPetronia属5種のなかで
最西端に棲む種でした


イワスズメ

イワスズメ

英名はRock‐sparrow
胸に黄色いパッチがあります
いま巣作り中です


サバクビタキ♂

サバクビタキ♂


サバクビタキ♂

サバクビタキ♂

このサバクビタキ夫婦にはもうヒナがいます。
クモなどを盛んに運んでいました
巣は、遊牧民がつくった牧畜を夜収容する囲いの石積の間にありました


モウコウサギ

モウコウサギ

英名はTolaihare。
この旅行の間に4頭見ました


オリイモズ

オリイモズ

Rufous-tailed Shrike/Isabelline Shrike


オグロシギ

オグロシギ

ここ南ゴビの湿地で、間違いなく繁殖しているようです
近づいても、ケーケーと威嚇するだけ、決して逃げようとはしませんでした
Helm社のSHOREBIRDS記載の分布図をみても
モンゴルの中央南部にオグロシギの繁殖は知られていないようです
西はアルタイ山脈西部まで
東は満州あたりでの繁殖だけになっています
モンゴルの南ゴビは丁度その中間点に位置します
極東のオグロシギは、Limosa limosa melanuroides。日本に来る亜種です。
中央アジアのオグロシギはL.l.limosa。これが基亜種です
さて、写真のオグロシギ
頭部の形、
やや濁る翼帯の白
その太さ
などから、日本で見るオグロシギとはだいぶ感じが違います。
たぶんL.l.limosaだろうと思います


ソリハシセイタカシギ

ソリハシセイタカシギ


ソリハシセイタカシギ

ソリハシセイタカシギ

Pied Avocet
フランス語でAvocette elegante。名の示す通りエレガントな鳥です。
ゴビに点在した湿地や湖は、ここ10年位の間に多くが消滅したとのこと
残る湿地も狭くなって来ている。
ソリハシセイタカシギの棲息できる湿原は、そう多くはないようです


アネハヅル 

アネハヅル 

マンダルオボーの湿地は、乾燥したゴビのオアシス湖。
砂丘を背景にアネハヅルとオアシスの緑が印象的でした。
われわれを案内してくれたMrトゥメンさんは、このオアシスに接する村に生まれ育ちました。彼の故郷です。
この湿地・湖沼も昔と比べると半分以下の小さな池となってしまったとのこと。
嘗ては噴き出す泉が盛り上がり、冬はそれが凍って氷柱ができた・・・と
ここにアネハヅルが80羽ほどの群れでいました
まもなく雨がゴビに降り、緑一色になるころ、きっとアネハヅルたちは繁殖のため草原に散っていくのでしょう


オオモズ

オオモズ

やや遠く、しかも永くいてはくれませんでしたので、
しっかり見ることが出来たわけではありませんが、
縦長につながる風切羽の白色部と
尾が長く見えることから、オオカラモズChinese Grey Shrike/Lanis sphenocercus の可能性があります。
自信はありません。
以前見たオオカラモズの巨大な印象とも違ったように思え、
いろいろ調べてみた一応の結論としてですが

分布域からも、やはりオオモズGreat Grey Shrikeとしました。
亜種Lanius excubitor sibiricusということになりますが、
翼をたたんだ時
あれほど長い白色部が出るとも考えにくいのですが、幅がないことも確かです・・・


Dsc_0605

Dsc_0605


Dsc_0603

Dsc_0603


Dsc_0602

Dsc_0602


オリイモズの巣

オリイモズの巣

卵は6個ありました


サケイ

サケイ

サケイは朝方と夕方に群れをなして飛ぶ姿をよく見ました
日中は滅多に飛びません。地面に降りたままです
地面にいると、ゴビの地面の色と同じようですから、なかなか見つかりません
たまたま見つけて近寄っても、地面を走って逃げるか、せいぜい10mほど低く飛ぶだけです。


モウコナキマシコ

モウコナキマシコ

♀にはピンク味はありません


モウコナキマシコ

モウコナキマシコ


モウコナキマシコ

モウコナキマシコ

薄いピンクを帯びた愛らしい小鳥です
英名はMongolian Finch
もうすこし弱い感じですが、カワラヒワに似たビーンと鳴きます
かなり警戒心が強いようです。なかなか近寄れませんでした


オグロカモシカ

オグロカモシカ

和名は英名Black-tailed Gazelleの直訳です


シロボウシカワビタキ

シロボウシカワビタキ

案内をしてくれたトゥメンさんは、以前にもこの谷でこの鳥を見たとのこと
そのことを鳥類学者に言っても信じてくれなかった・・・とも
こんどは証拠写真がありますね。と肩を叩き合いました


シロボウシカワビタキ

シロボウシカワビタキ

ワシミミズクの巣穴の奥、
ゲゲート渓谷に♂のシロボウシカワビタキを見つけました
南方系の鳥です
モンゴルの脊椎動物を網羅した
A Dictionary of Vertebrate Animals ofMONGORIA
にも載っていません。
ちょっとしたヒットです


ヒメチョウゲンボウ

ヒメチョウゲンボウ

南ゴビの岩山でワシタカ類の巣を見つけるのは比較的容易です。
崖に付く白い糞の跡を見ていけば発見できます
古巣もたくさんあります。
ヒメチョウゲンボウの巣もいくつか見ました。


セグロサバクビタキ♂亜成鳥

セグロサバクビタキ♂亜成鳥


ノウメンスズメ♀

ノウメンスズメ♀


ノウメンスズメ

ノウメンスズメ

南ゴビに全長130km、幅2~5kmの砂丘があります
ホンゴール砂丘です
その北側に砂丘に沿ってホンゴールのオアシスがあります
ゴビでは、そこだけに、このノウメンスズメが棲息しています
30羽ほどの群れでした


ノウメンスズメ

ノウメンスズメ

イエスズメに似てますが、頭頂から後頸にかけて黒色です
全体的にも赤味があります


ヒバリ

ヒバリ

ここで見るヒバリは、日本のヒバリとは大違いです
白っぽいこと、嘴が太いこと
囀りが異なること
などなど
日本のヒバリも、Alauda arvensisの亜種 japonicaとされていますが
A.japonicaとする考えもあると聞きます。
モンゴルのがAlauda arvensisだとすれば、Alauda japonica方がすっきりします。素人目ですが・・・


ヒゲワシ

ヒゲワシ

確かにヒゲがあります
食べる時じゃまになりそうですが・・・


ヒゲワシ

ヒゲワシ

切り立った崖の岩棚に3羽のヒゲワシがいます
皆成鳥です
この岩棚についた糞の跡から、この岩棚を彼らがよく利用しているらしいことが窺がえます。
この岩棚の手前150mほどのところに、ヒゲワシの巣があり、
そこには生まれて間もないヒナが1羽います。
写真の岩棚にとまる3羽のうち2羽はその巣の親鳥ペア
そのことは確認してあります。
さてさて、残る成鳥1羽は???
恐らく近くに営巣する別のヒゲワシらしい・・・とのこと
彼らにはあまり縄張り意識や仲間同士での排他性や攻撃性は少ないようです
おっとりとした猛禽なのでしょう


ヒゲワシ

ヒゲワシ

下面のオレンジ色をおびたバフ色に個体差がありました。
雌雄の差?年齢差?個体差?


ヒゲワシ

ヒゲワシ

英名はLammergeier
学名はGypaetus barbatus。このbarbatusはラテン語で『ヒゲのある』という意味です
写真は巣に入ろうとするところ。巣は、この崖を回り込んだところにあります。


イワシャコ

イワシャコ

南ゴビの岩山にはたくさんいました。
真っ赤な嘴、白地に黒のストライブ。派手な色相の鳥です。
しかもよく目立つ岩頭でよく鳴きます。
繁殖期だからなのでしょうか


チャイロツバメ

チャイロツバメ

英名はClagMartin。ツバメと同じHirundo属ですが、ある本には属名Ptyonoprogneとなっていました。
見た目は、英名のとおりでショウドウツバメに似ています。
鳴き声も、ショウドウやイワツバメほどの濁りはないのですが同じ系統の声で、Hirundo系の複雑系とは異なります
ゴビの岩山に多くいましたが、ウランバートル周辺では見かけませんでした。


ハチクマ

ハチクマ

南ゴビ、オボガンオボー山の東に位置するハブツァガイト。
そこで我々はテントを張り一晩過ごしました。
草木のほとんどない荒漠とした岩山が連なり、
その麓はゴビ(砂利砂の平原をゴビといいます)がうねってどこまでも続きます。
テント泊の翌朝、その岩山にハチクマのタカ柱が上がりました。
高く上がると、ゴビの平原を越え、北のタイガの森をめざして、滑るように渡っていきます
30分ほどの間に80羽ほどまで数えることができました
日本では、秋にこうした光景を見ますが、春の渡りでは見たことがありません
大きな収穫でした。ラッキーでした。
ここでハチクマの渡りが見られるということ自体、現地の方々も知らなかったようです


ハシナガサバクガラス

ハシナガサバクガラス

中国側の内モンゴルでは多くいるらしいのですが、
モンゴルでは数が少ないようです。
われわれも散々探し回って、日没直前に見つけることができました
この鳥はゴビの雨裂沿いにある、
ローズマリーに似たバラ科の灌木のあるところに棲息します
その実が好物とのこと
写真の、この鳥がとまっているブッシュに巣がありました
英名はMongorian Grand-jay
その名のとおり、逃げる時は飛ばずに地面を走りました


ハシナガサバクガラス

ハシナガサバクガラス


ヒマラヤハゲワシ

ヒマラヤハゲワシ

嘗ては個体数が少なかったが近年増えてきたとのこと
チベットから分布を広げているのでは・・・との見方もあるようです。
この写真の屍骸はラクダです。すでにミイラ化しています。


アカマシコ

アカマシコ

♂です。畑地を作る為に地下水をくみ上げていますが、その周りに砂防林を作ります。
砂防林はニレとヤマナラシ。
アカマシコは、そのニレの新芽を食べているようでした


ソウゲンワシ

ソウゲンワシ

ソウゲンワシSteppe Eagleはモンゴルに沢山いると聞いてましたが、
見たのはこの個体だけでした。若い個体です。
喉が大きく膨らんでいます。
密猟されたBlack-tailed Gazellの残滓をクロハゲワシらとともに食べていました。


クロジョウビタキ♂

クロジョウビタキ♂

南ゴビの岩山に多くいました
全体に黒っぽい♀タイプの個体が多く、
ルリビタキのように♂の亜成鳥は♀タイプが多いのかもしれないな
と思ったしだいです


コキンメフクロウ

コキンメフクロウ

南ゴビの中でも、秘境といえるデブセグで
遊牧民のゲルに泊めてもらいました
泊まった晩、犬が騒ぎました
翌朝聞くと、ヤマネコのリンクスが、
恐らく遊牧民が飼うヤギやヒツジの子を狙ってゲル近くに来ていたとのこと
そのゲルサイトのすぐ北の崖でコキンメフクロウが営巣中でした


コシジロイソヒヨドリ

コシジロイソヒヨドリ

南ゴビの山岳地帯では時々見かけました
囀りはイソヒヨドリによく似ています


カラフトムシクイ

カラフトムシクイ


カラフトムシクイ

カラフトムシクイ

渡りの途中の個体だと思いますが、とくに南ゴビには多くいました


セグロサバクビタキ ♂成鳥

セグロサバクビタキ ♂成鳥


コウライバト

コウライバト

カワラバトとの比較で
やや頭部が大きく
上面が白っぽいこと
尾が白く、太い黒色のバーがあること
南ゴビの山の中で見ることができました


アイベックス

アイベックス

Siberian Ibex。
南ゴビの岩山に多く見ることができました


ミヤマヒゲホオジロ

ミヤマヒゲホオジロ


キバシヒワ

キバシヒワ

学名はCarduelis flavirostris。その亜種でもっとも淡色のmontanella。
英名はEurasianTwite
ユキヒョウの棲む谷で見ることができました


チャイロツバメ

チャイロツバメ


ユキヒョウの足跡

ユキヒョウの足跡


オオノスリ

オオノスリ

オオノスリは個体ごとに色相が異なるようです
この個体は黒色型。
こうした黒色型の個体が地面に降りていると、
遠目にはカラフトワシかなにかがいるのでは、とドキンとします


イヌワシ

イヌワシ

イヌワシを全部で10羽ほど見ることができました
比較的多くいます


イヌワシ成鳥♀

イヌワシ成鳥♀

モンゴルのイヌワシは亜種Aquila chrysaetos daphanea。
世界に5亜種あるイヌワシの中で最大の亜種です。ウスリーあたりまではcanadensisだと聞いていましたが、ここのはdaphaneaだそうです。


セーカーハヤブサ

セーカーハヤブサ

南ゴビでセーカーハヤブサの巣は3個、いずれも崖の岩棚にあるのを見ました。
またいずれも既にヒナになっていました。


ミヤマヒゲホオジロ

ミヤマヒゲホオジロ

Godlewski's Bunting
南ゴビの山岳地帯に多くいました


オオノスリ

オオノスリ

南ゴビはワシタカの王国
切り立つ岩壁を見ていくと猛禽の巣が、比較的簡単に見つかります
オオノスリは、崖の岩棚だけでなく、樹木にも、時に電柱にも巣を架けます


Dsc_0374

Dsc_0374


シベリアムクドリ

シベリアムクドリ

ダランザドガドの町に近いジューリチンゴビ1のゲルキャンプは北面と西面に植林されています。
その林に鳥が集まります
このシベリアムクドリも北への旅の途中、早暁のこの林に立ちよったものです


アカマシコ♀

アカマシコ♀

♀の成鳥。
縦縞は目立ちません


イナバビタキ

イナバビタキ

セグロサバクを除いた3種のWheater類は、地域地域でドミナント種が入れ替わります。
南ゴビでも場所によってサバクビタキが多いところもありましたが、総じて南ゴビではイナバが最も多い種のように感じました。


オオメダイチドリ

オオメダイチドリ

道端に営巣してました
卵は3個
通りかかった我々の車に対して、盛んに擬傷をしました
巣が近い・・・とエンジンを止めてしばらく待ちました。
5分と待たず巣に戻り卵を温めます
分布域からして、これは基亜種のCharadrius leschenaultii leschenaultii
抱卵していることから、この個体は♀なのでしょう
顔の黒色部が褐色です。これも♀だからでしょう
それにしても、赤い首輪が比較的はっきりとしているように思います


オオチドリ

オオチドリ

その名もOriental Plover
東洋を代表するチドリです
巣が近くにあるようで、われわれを警戒しつつも遠くへ飛び去ろうとはしませんでした


ハマヒバリ

ハマヒバリ

モンゴルの平原でもっとも多いのはこのハマヒバリ(Horned Lark)かも知れません
ここでのハマヒバリは頭部の黄色味が少ないタイプです
Collinsを見ると
胸の黒い三角の天辺がとがっていますのでHornedではなく、
Temminck's Larkということになります
これも???


キガシラセキレイ♂

キガシラセキレイ♂

キセキレイと並んでもっとも多いセキレイ。
背が真っ黒の個体もいました。
鳴き声は、ジョ‐ジョ‐とやや濁りますが、ツメナガほどの濁音ではありません


オリイモズ

オリイモズ

もっとも多いモズでした
上面は茶褐色から灰色味の強い個体までさまざまでしたが、
翼の白斑と茶色の尾羽が特徴です


ツリスガラ

ツリスガラ

上面も白っぽいことが分かると思います


ツリスガラ

ツリスガラ

南ゴビ最大の町であるダランザドガド郊外の砂防林で20羽ほどの群れがいました。
日本に来る個体より全体に白っぽく、亜種が異なるのかもしれません。


オジロビタキ

オジロビタキ

喉のオレンジが胸に広がっていますがニシではないようです
5月19日に南ゴビに着きましたが、そのころかなりの数がいました
われわれが南ゴビを去りました26日ごろになると
その数をすっかり減らしていました
北の森を目指したのでしょう